第二回
眞子内親王殿下も絶賛の
「苔の里」

     

日本の原風景
苔の里とは

粟津温泉から車で3分。日用町の『苔の里』は、まさに日本の原風景です。有名な観光地を体験するのもいいですが、まだ観光地化があまり進まない、本当に美しくて俗化されない是非とも観光するべき風景が、この『苔の里』だと思います。

日本文化を象徴する植物として国歌にも詠まれる「苔」。日用町の苔庭は、多様な苔(蘚苔類)が見られる日本有数の苔庭として高い評価を得ています。北陸の風土、山間の谷筋に沿った地形に加え、杉林を間伐することで、地表に日向、半日蔭、日蔭の環境が生じ、それぞれの環境に適応して多様な苔が生育しています。専門家の調査では町内で48種類の蘚苔類が確認されており、当地で日本蘚苔類学会も開催されています。現在は、住民によって設立された日用苔の里整備推進協議会が、「苔の里」として苔庭の整備・管理を行っています。

叡智の杜ホームページより引用
http://forestofwisdom.org/

金沢老舗旅館のとや│苔の里
     

苔の里を守る

苔の里はまさに、北陸の風土、山間の谷筋に沿った地形に加え、日用町の住民の人達が木々を適度に枝打ち・間伐することで、地表に日向、半日蔭、日蔭の環境を造り素敵な苔の里が生まれることになりました。しかし、人口減少や農林業の衰退などが進み、住民だけではこの素晴らしい苔の里を守る事が非常に困難になってまいりました。金沢のひがし茶屋街のような俗化された観光名所にはなってほしくないですが、昔ながらの原風景を保存したいと言う気持ちの方に応援していただければとても嬉しいです。粟津温泉の宝としても守っていきたい風景です。

苔の里

平日は管理人もいなく、お気持ちの五百円を自主的に募金箱に入れるだけです。町全体としてこの苔に大変な愛情をもって保存をしておりますが、町の人達は決して有名な観光地になろうとしておりません。
ですから、お気持ちのある方だけの応援でこの素晴らしい苔の里を是非本来の観光地として大事にしてあげたいと思っております。

眞子内親王殿下が
歌会始の儀にて
お詠みになられました

広がりし 苔こけの緑のやはらかく
人々のこめし 思ひ伝はる

眞子内親王殿下は、平成27年11月に御公務により石川県へお越しになり、その折に苔の里を訪ねられました。その思い出を振り返って、眞子内親王殿下は平成28年1月14日に皇居で開かれました「平成28年歌会始の儀」にて苔の里を思うお歌をお詠みになられました。
庭一面に広がる鮮やかな緑の苔をご覧になり、また、苔のやわらかさにふれられて、心を込めて苔の世話をしている人々の思いが伝わってくるように感じられたことを、このお歌にお詠みになりました。

金沢老舗旅館のとや│苔の里
     

粟津温泉から車で3分。
『苔の里』は粟津温泉の宝です

日用町は粟津温泉の隣町です。6月は宿泊のお客様を、日用町に舞う沢山のホタル観賞に夜ご案内しております。私どもが小さい時は、沢山の子供が遊んでいた神社も今はひっそりとしております。この素晴らしい苔の里をなんとか次世代にしっかりと引き継ぎ永年と保存したいものです。

苔の里

苔の里

住所 石川県小松市日用町寅71番地付近
入園料 (環境整備協力金)は、500円
(小学生200円)です。
入園可能時間 9-16時
     

「苔の里」の鑑賞をされる際は、以下の事項を了承して頂きますので、宜しくお願い致します。
・日用神社一帯を含め苔の里は、関係者の私有地ですが、鑑賞目的の立ち入りを限定的に許可するものです。立ち入りを許可するエリアのみの鑑賞をお願い致します。民家への立ち入りはできません。道路を横断の際は通行車両にご注意ください。尚、鑑賞時の事故等については日用苔の里整備推進協議会の重大な過失によるもの以外は一切責任を負いかねますのでご了承ください。

・駐車場をご用意しましたので、車でお越しの際は「苔の里 日用町P」と書かれた緑色のサインが出ている駐車場をご利用ください。 道路沿いには駐車しないで下さい。駐車場の奥が苔の里の鑑賞コース入口となります。 尚、駐車場内での盗難および事故については一切責任を負いかねますので、ご了承ください。

page top