「金沢情報」は金沢の旅館のとやが提案する金沢観光旅行です。
金沢の味わい、風情、美しさ、豊かさ、伝統深さなど
金沢の魅力や伝統工芸について、旬な情報を皆様に発信するコーナーです。
21世紀美術館の見どころガイド
無料の交流ゾーンや所要時間も解説
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21世紀美術館って、何がそんなにすごいの? アート好きはもちろん、最近SNSや旅行ガイドでよく見かける「スイミング・プール」以外にも実は見逃せない作品がたくさんあります。 初めて訪れる方や、空間ごと体験したい方に向けて、有料ゾーンと無料ゾーンの違い、見どころ、写真映えスポット、所要時間の目安まで、まるごと分かる最新ガイドです。 さらに、美術館巡りの後にゆっくりくつろげる金沢の老舗旅館もご紹介します。旅行計画や感性を磨くヒントとして、ぜひご活用ください。
のとや若女将
記事監修
のとや 22代目若女将
創業714年、老舗旅館のとやの22代目若女将。 幼い頃から布団ひきや洗い場でお手伝いをしておりました。 一度就職しましたが3年後に実家の若女将となり、着物姿で家業を手伝っております。 のとやHPの「金沢情報」の記事を監修しております。
のとやInstagram
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21世紀美術館には有料エリアと無料エリアがある
金沢21世紀美術館は「現代アートってちょっと難しそう…」と感じている方でも楽しめる、圧倒的な開かれた美術館です。 最大の特徴は、展覧会ゾーン(有料)と交流ゾーン(無料)がはっきり分かれていることです。旅の目的や時間、興味に応じて自由に楽しみ方を選ぶことができます。 展覧会ゾーン(有料)は、国内外の著名アーティストによる恒久展示や季節ごとの企画展、体験型アートなどが集まる本命エリアです。ここでしか見られない名作が多く、特にレアンドロ・エルリッヒのスイミング・プールや、ピピロッティ・リストによる没入型アートは必見です。入場にはチケットが必要で、人気の企画展開催時は日時指定や予約が求められることもあります。また、展示室によっては写真撮影が禁止されている場合もあるので、現地で案内をよく確認しましょう。 一方で交流ゾーン(無料)は、チケット不要で誰でも利用できる開放的なスペースです。美術館を象徴するガラス張りの建築美や、個性的なパブリックアートが館内外に点在し、散策や写真撮影も自由にできます。休憩だけの利用もでき、地元の方にも親しまれています。 もし混雑や時間の都合で有料エリアに入れなくても、無料ゾーンだけで十分に現代アートの面白さや空間の魅力を体感できます。 期間限定で有料作品が無料公開されるケースもあるので、訪問前には必ず公式サイトで最新の利用案内を確認することをおすすめします。
開放的なスペースでゆっくり景色を楽しむこともできます
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21世紀美術館 有料エリア(展覧会ゾーン)の見どころ
21世紀美術館の有料エリアは、アートや空間デザインに関心のある人なら一度は足を運んでほしい、感性を刺激する特別な場所です。金沢の観光スポットとしても全国的に有名な美術館ですが、その中でも展覧会ゾーンは、まさに日常と非日常が交錯する体験型アートが詰まった空間です。館内にはSNSで話題の名作から、写真映えするインスタスポット、心に残る最新展示まで、思わず時間を忘れて巡りたくなる見どころが多数用意されています。
スイミング・プール
21世紀美術館の代名詞とも言えるのが、レアンドロ・エルリッヒ作のスイミング・プールです。地上から見ると一見「普通のプール」そのものですが、実は厚さ約10cmの透明なガラスに水が張られていて、下の空間に入る仕掛けがあります。地下から見上げると、まるで本当に水の中にいるかのような不思議な感覚を味わえます。プール越しに地上の人と目が合ったり、写真や動画を撮ったりする体験は、子どもから大人まで一緒に盛り上がれる特別な思い出となります。 SNS映えはもちろん、どうなっているの?という驚きや発見を写真や動画でシェアしたくなるインスタスポットです。
レアンドロ・エルリッヒ作 スイミング・プール
スイミング・プールの予約方法
スイミング・プールの地下部に入るには、予約が必須です。 予約は当日の朝9時からスタートし、公式サイトの専用フォームや現地の発券機から受付が可能です。1時間ごとの時間帯(10時〜17時、金・土は19時まで)で受け付けています。 もしキャンセルや変更が必要な場合も、予約サイトからスムーズに手続きができるので安心です。
【予約手順】
- 1.公式サイトの「スイミング・プール鑑賞の予約」ボタンから、エアウェイトの予約サイトへアクセス
- 2.メールアドレスを登録し、届いたメールのURLから予約フォームへ
- 3.人数(最大6名)と入場時間を選択し、予約を完了
- 4.「順番待ち受付完了」のメールが届いたら予約OK
※注意点 プール地下部の予約が取れても、コレクション展のチケット(有料)が別途必要です。WEBまたは現地で購入できます。
あなたは自分を再生する
スイス出身アーティスト・ピピロッティ・リストによる空間型インスタレーションです。展示室の中に小さな祭壇とクリスタルのオブジェが置かれています。食べ物が体内で変化していく映像や排泄物へのメッセージが投影され、独創的な世界が広がります。普段は何気なく流している「食べる」「排出する」といった日常の営みについて、改めて考えさせてくれる不思議なアート体験です。
L'Origine du monde
「L'Origine du monde」は、展示室の一面を覆う大きな黒い楕円形がインパクト抜群の作品です。通称「カプーアの部屋」として知られています。近くでじっくり観察すると、黒い顔料の質感や奥行きが独特で、角度や距離によって見え方が変わる不思議な錯覚に包まれます。平面なのに盛り上がって見えたり、逆に窪んでいるように感じたり、見る人それぞれの感性を刺激する体験するアートです。
緑の橋
「緑の橋」は、植物学者パトリック・ブランが手がけた壁面アートです。ガラスの廊下をまたぐ約13メートルの壁に、金沢の気候に合わせた約100種類の植物が植え込まれています。春にはウツギ、夏にはアジサイ、秋にはハギ、冬にはツワブキといった四季折々の草花が咲き誇り、美術館を訪れるたびに違った景色を楽しめます。屋内にいながら自然とアートが融合する体験は、都市型美術館ならではの贅沢です。
期間限定の展示も要チェック!
21世紀美術館の魅力は、常設展示だけではありません。年に数回は新しい企画展やコレクション展が開催されます。国内外の現代アーティストによる大規模個展や、石川の伝統文化・工芸とアートがコラボする展示、映像やデジタル技術を駆使した体験型展示が楽しめます。 人気企画展は予約や日時指定が必要な場合もあるため、事前のリサーチは欠かせません。何度訪れても新しい発見があるので、リピーターにもおすすめです。
心に残る数々の芸術作品があります
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無料でも楽しめる!交流ゾーンの見どころ
21世紀美術館の交流ゾーンは、現代アートや建築に詳しくない方でも心が動く仕掛けがたくさん用意されています。週末や混雑時に「チケットが完売していた」「並ぶのはちょっと…」という方も、入場無料で気軽にアート散歩を楽しめます。 思い立ったときにふらりと立ち寄れるのも交流ゾーンならではの魅力です。 アートをもっと身近に感じたい方や、時間に余裕がないときにも、ぜひ訪れてみてください。
カラー・アクティヴィティ・ハウス
オラファー・エリアソンによる屋外パビリオンです。シアン・マゼンダ・イエローのアクリル板で囲まれており、通り抜けるたびに世界がカラフルに変化します。天気のいい日には、虹のような光と影が地面に広がり、まるで自分自身が作品の一部になったような体験ができます。インスタ映えする写真スポットとしても評判で、旅の思い出をカラフルに彩ります。
アリーナのためのクランクフェルト・ナンバー3
美術館の芝生に設置された12個のラッパ状の筒が印象的なフロリアン・クラールによる作品です。地下で2本ずつペアでつながっていて、伝声管として声が届きます。離れた筒から声を出すと、思わぬ場所から返事が聞こえてきて、子どもだけでなく大人も「どことつながっているの?」と盛り上がります。普段は体験できない不思議な音のアートで、友人や家族と遊び心あふれるコミュニケーションを楽しんでみてください。
アリーナのための クランクフェルト・ナンバー3
球体のパビリオン「まる」
2016年の美術館開館10周年を記念して設置された、球体のパビリオン「まる」も人気のスポットです。複数のステンレス半球体を組み合わせたこの構造物は、外から見るとピカピカと光を反射し、内部に入れば万華鏡のような不思議な世界が広がります。自分や周囲の風景が何層にも映り込み、作品の中に溶け込む感覚が味わえます。家族や友達と並んで写真を撮ったり、一人でじっと静かな時を過ごしたり、思い思いの楽しみ方ができる場所です。
球体のパビリオン「まる」
ラッピング
芝生広場に立つ「ラッピング」は、LAR/フェルナンド・ロメロによる、遊び心あふれるパビリオンです。パイプとメッシュ素材を組み合わせた軽やかな構造で、包み込まれるような空間が広がっています。子どもたちが中で自由に走り回り、週末には親子連れの姿も多く見られます。外側から見たフォルムもユニークで、館内のどこからでも目に留まる存在です。
雲を測る男
屋上にある「雲を測る男」は、青空を背景に、長い棒を掲げて雲を測ろうとするユニークなブロンズ像です。ベルギーのアーティスト、ヤン・ファーブルによる作品です。実は映画『終身犯』のラストシーンから着想を得て制作されており、時刻や天候によって像の影や雰囲気が劇的に変化します。季節ごとに違った表情が楽しめるので、何度訪れても新たな発見がある作品です。
雲を測る男
SANAAチェア(ラビットチェア)
美術館ならではの遊び心が詰まっているのが、「SANAAチェア(ラビットチェア)」です。美術館の設計者でもある妹島和世さんと西沢立衛さんによるデザインで、うさぎの形をしたかわいらしい椅子が館内に設置されています。インスタグラムでも人気のフォトスポットとなっており、美術館に来た記念にラビットチェアと一緒に写真を撮る人が絶えません。
ブルー・プラネット・スカイ(タレルの部屋)
光のアートで有名な「ブルー・プラネット・スカイ(タレルの部屋)」は、ジェームズ・タレルによる静謐な空間です。四角い穴が開いた天井から空だけが切り取られて見えるこの部屋は、時間や天候によって光の色合いが劇的に変わります。朝日や夕暮れ時には空がオレンジやピンクに染まり、曇りや雨の日にはモノトーンの静けさが漂います。写真好きや建築好きは、光と影の移ろいに注目してみてください。
恒久展示以外も楽しもう
恒久展示だけでなく、無料ゾーンでは季節ごとの野外アートや期間限定のワークショップ、ライブパフォーマンスなど多彩なイベントも随時開催されています。当日は美術館入口のインフォメーションボードや公式SNSをチェックして、その日しか体験できないアートに出会うのもおすすめです。 21世紀美術館の交流ゾーンは、アートと日常の垣根を低くし、訪れるすべての人にアートの喜びをという想いが詰まった場所です。チケットを買わなくても、建築やアートの面白さを体感できる多彩な仕掛けがあります。天気や季節、時間帯によって表情を変える作品たちと、思い出に残る写真をたくさん撮って、あなただけのアート散歩を楽しんでみてください。
季節感を味わいながら日常的にアートに触れることができます
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グルメ&ショッピングも館内で!
21世紀美術館の楽しみ方は、アート鑑賞だけにとどまりません。館内には、おしゃれなカフェや個性あふれるミュージアムショップがあり、感性を刺激するひとときを過ごせます。 カフェでは、地元の食材を使った軽食やスイーツを楽しみながら、アートの余韻に浸りませんか。 ミュージアムショップには、アート関連グッズはもちろん、センスの光る雑貨やお土産も豊富に揃っており、つい手に取りたくなるアイテムがあります。訪れた思い出を形に残す、とっておきの時間を過ごせます。
カフェレストラン・Fusion21
自然光がたっぷりと降り注ぐガラス張りのカフェ「Fusion21」は、美術館での鑑賞の合間の休憩やランチタイムにぴったりのスポットです。 地元・加賀野菜や季節の食材を活かした彩り豊かなランチメニュー、パティシエこだわりのスイーツ、香り高いスペシャルティコーヒーなど、ここでしか味わえない料理が揃っています。美術館の鑑賞途中の休憩や、おしゃべりを楽しみながらのランチ、午後のティータイムにもぴったりで、居心地が良すぎて、つい長居してしまうというリピーターも多い人気スポットです。
ミュージアムショップ
ミュージアムショップでは、21世紀美術館でしか手に入らないオリジナルグッズをはじめ、国内外アーティストの作品をモチーフにした雑貨やアクセサリー、アートブックなど選ぶのが楽しくなるアイテムが並びます。旅の記念や大切な人へのお土産選びにはもちろん、日常にアートを取り入れたいという方にもおすすめです。
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子ども連れでも安心!託児所とワークショップ
「子どもが騒いでしまったら迷惑かも」「小さな子どもがいると美術館は難しいかも…」と美術館へのお出かけをためらう方も多いのではないでしょうか。しかし、21世紀美術館ならその心配はいりません。子連れファミリーが安心して訪れ、心からアートを楽しめるよう、さまざまなサービスや工夫が充実しています。
託児所があるからゆっくり鑑賞できる
美術館内には、有料の託児室(予約制)が用意されています。展覧会やカフェの利用時に小さなお子さまを預けて大人だけのアート時間を満喫できます。専門スタッフが常駐し、安全で快適な環境が整っているので、保護者はゆっくりとアート鑑賞や休憩時間を満喫できます。小さな子どもがいても大人のペースで美術館を楽しめるのは、家族連れにはとても嬉しいポイントです。
週末にはワークショップも開催
週末や祝日には親子で参加できるアートワークショップも多数開催されています。見るだけでなく、実際に手を動かしてアートを体験できるプログラムが豊富に用意されているため、子どもたちの創造力や感性を自然に育めます。家族や友人と一緒に楽しめるので、特別な思い出づくりにもぴったりです。21世紀美術館は、大人も子どもも、それぞれのスタイルで自由にアートと向き合い、共有できる場所です。訪れるたびに新しい発見があり、家族での美術館デビューにもおすすめです。
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21世紀美術館を満喫するためのポイント・注意点
21世紀美術館を存分に楽しむためには、事前にいくつかのポイントやルールを知っておくと安心です。とくに初めての方や久しぶりに訪れる方は、以下の注意点を参考に計画を立ててみてください。
ゆっくり見て回るのにおすすめの時間帯は夕方
美術館をゆっくり見て回りたい方には夕方の時間帯がおすすめです。週末や祝日は多くの来館者で賑わいますが、16時以降は館内が徐々に静かになり、ガラス張りの空間に夕陽が差し込む幻想的な雰囲気を楽しめます。金曜・土曜は夜間開館(20時まで)も実施されているため、混雑を避けて落ち着いた気分でアートや建築を味わいたい方は、夕方から夜にかけての来館を狙うのが賢い方法です。
滞在時間は60~120分を見ておこう
21世紀美術館を訪れる際の滞在時間は、無料エリアだけをサクッと巡るなら約1時間、有料展示やカフェ、ミュージアムショップまでじっくり楽しむなら2時間以上見ておくと安心です。展示内容やイベント、館内の混雑具合によっては、予定より長く滞在したくなることもあります。建築やアートが好きな方の中には「半日いても飽きない」という声も多く聞かれます。予定に余裕を持たせておくと、思いがけない新しい発見があるかもしれません。
開館時間と休館日は必ず確認しておこう
開館時間や休館日も事前チェックが必須です。通常は10:00〜18:00(金・土は20:00まで)ですが、特別展やイベントによって開館・閉館時間が変更される場合があります。 基本的な休館日は月曜日(祝日の場合は翌平日)や年末年始です。 せっかく足を運んでも休館日だった、ということがないように、最新情報は必ず公式サイトで確認しましょう。あわせて、チケットの予約や販売状況も要チェックです。
飲食・水分補給のルール
飲食・水分補給については、展示室内では禁止されています。しかし、館内カフェ「Fusion21」や屋外のベンチ、無料エリアでは飲食や水分補給ができます。特に夏場は熱中症対策として、こまめな水分補給を心がけてください。自動販売機も設置されていますので、気軽に利用しましょう。
荷物持ち込みのルール
館内では大きな荷物や傘の持ち込みはできませんが、エントランス近くにコインロッカーや傘立てが設置されています。必要なもの以外はしっかり預けて、身軽に館内を巡りましょう。なお、写真撮影がOKな展示やエリアも増えていますが、フラッシュや自撮り棒の使用は禁止されています。展示によっては撮影自体が禁止の場合もあるため、スタッフの案内や掲示に従ってください。
気軽に楽しむことも、じっくり堪能することもできます
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あわせて訪問!21世紀美術館周辺の観光スポット
21世紀美術館を訪れた際は、ぜひその周辺のスポットにも足を運んでみてはいかがでしょうか。美術館のある金沢は、歴史と文化が息づく町並みやアート空間、自然の美しさなど、多彩な魅力が凝縮された贅沢なエリアです。徒歩で気軽に巡れる散策コースも豊富に揃っています。少し足を延ばせば、新たな発見や感動と出会えるはずです。 ここでは、21世紀美術館とあわせて楽しみたい金沢ならではの名所をご紹介します。
石川県立美術館
美術館から徒歩約5分の場所にある「石川県立美術館」は、落ち着いた雰囲気の中で、石川県が誇る伝統工芸品や近現代の名作絵画、工芸作品など幅広い展示を鑑賞できます。加賀友禅や九谷焼、輪島塗といった地元の伝統文化を深く知れるだけでなく、常設展や特別展のほか、館内のカフェで一息つくのもおすすめです。 展示替えが多いので、何度訪れても新たな発見があります。
国立工芸館
すぐ近くには「国立工芸館」があり、日本の伝統工芸と現代工芸の粋が集まるスポットです。工芸館は東京から移転してきたばかりの新しい施設で、ユニークな企画展や、工芸作家によるワークショップ、トークイベントなども開催されており、見るだけでなく体験して楽しむこともできます。工芸を身近に感じながら、クリエイティブな感性を刺激される空間です。建物の外観も美しく、緑に囲まれたロケーションも魅力です。
兼六園
金沢を語るうえで欠かせない「兼六園」も、美術館から徒歩でアクセスできます。 日本三名園のひとつに数えられるこの庭園は、広大な敷地の中に四季折々の自然美が広がり、春の桜、初夏の青もみじ、秋の紅葉、冬の雪吊りと、どの季節も格別の趣があります。園内には歴史ある茶屋や曲水、池などが点在し、写真を撮りながらゆったり散策するのもおすすめです。早朝や夕方には観光客も少なめで、静かな雰囲気のなかじっくりと日本庭園の美しさを堪能できます。
秋は紅葉と雪吊りの景色も楽しめます
金沢城公園
兼六園のすぐ隣に広がるのが「金沢城公園」です。 かつての金沢城の城郭や立派な石垣、復元された櫓や門、そして開放感あふれる芝生広場が特徴的です。歴史的な建造物と現代的な都市景観が見事に調和した空間で、四季の移ろいを感じながら散策するのも心地よいひとときです。 公園内には展望スポットも点在しており、天守閣は現存していないものの、かつてのお城のスケールを感じさせてくれます。 週末には地元の人たちが芝生でピクニックを楽しむ姿も見かけられます。
春は桜との共演が見事です
石浦神社
金沢らしい歴史と現代文化の交差点ともいえる美術館エリアには、パワースポットとしても人気の「石浦神社」もあります。 美術館からすぐ近く、鳥居をくぐると鮮やかな御朱印や、縁結びにご利益があると評判の神社です。旅の安全祈願はもちろん、フォトジェニックな御朱印を求めて立ち寄る参拝者も多く、金沢ならではの神社体験ができます。神社周辺は散策コースにもなっているので、気軽に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
尾山神社
「尾山神社」も見逃せません。加賀藩主・前田利家公を祀るこの神社は、和洋折衷のデザインが特徴で、ステンドグラスをあしらった神門は全国的にも珍しい存在です。夕暮れ時には神門が幻想的にライトアップされ、異国情緒と厳かな雰囲気が融合した独特の空気感が漂います。歴史とアートが同居する金沢ならではの神社で、写真好きの方にも人気です。
和洋折衷のデザインが特徴的な 尾山神社
長町武家屋敷跡
少し足を延ばせば、「長町武家屋敷跡」へもアクセスできます。 ここはかつて加賀藩士が暮らしていたエリアで、石畳の道と土塀が連なる美しい街並みが残されています。季節ごとに違った趣があり、まるでタイムスリップしたような感覚を味わえます。静かな小路を歩きながら、伝統的な町家や歴史ある建物、趣のあるカフェや甘味処に立ち寄るのもおすすめ。歴史好きや写真撮影が好きな方にはとくに心惹かれる場所です。
石畳と土塀が美しい長町武家屋敷跡
ひがし茶屋街
金沢を訪れたらぜひ足を運んでほしいのが「ひがし茶屋街」です。 江戸時代の面影を色濃く残すこのエリアには、格子戸が美しい町家カフェや、伝統工芸品を扱うショップ、和菓子屋、金箔体験ができる工房など、金沢ならではの魅力が詰まっています。着物レンタルの店も多く、和装で街歩きを楽しむ観光客の姿も見られます。 昼と夜で街の表情が変わるのもひがし茶屋街の魅力で、夜はしっとりとした大人の雰囲気に包まれます。
風情ある街並みのひがし茶屋街
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まとめ
21世紀美術館は、話題のスイミング・プールだけでなく、感性を刺激するインスタレーション、アート初心者でも楽しめる交流ゾーンが充実しています。また、美術館周辺には、兼六園や金沢城公園、石川県立美術館、ひがし茶屋街など、金沢の歴史と文化、自然美が一度に味わえるスポットが点在しており、アートと街歩きのどちらも満喫できる立地が魅力です。 宿選びも旅の満足度を左右する大切なポイントです。「のとや」では、格天井や組子細工、朱塗りなど金沢の伝統美あふれる空間で、特別なひとときをお過ごしいただけます。加賀野菜や能登の魚介など、地元食材をふんだんに使った懐石料理も自慢です。観光だけでは味わえない、心に深く残る金沢の魅力を「のとや」でぜひ体験してください。
地元の食材を使い、料理人が心を込めて料理をお作りいたします
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21世紀美術館は、アートに詳しくなくても、誰もが自然と惹きこまれる空間が広がっています。初めての方も、どうぞ気軽に足を運んでみてくださいね。