「金沢を彩る」は金沢の旅館のとやが提案する金沢観光旅行です。
金沢の味わい、風情、美しさ、豊かさ、伝統深さなど
金沢の魅力や伝統工芸について、旬な情報を皆様に発信するコーナーです。
金沢の三大茶屋街とは?
楽しみ方とおすすめのグルメを紹介
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石川県の金沢は、食事と観光、どちらも楽しめる場所として、古くから高い人気を誇っています。 金沢を代表する観光地はいくつかありますが、そのなかでも、とくにおすすめしたいのが「金沢の三大茶屋街」です。 今回は、金沢旅行を検討している方向けに、金沢の三大茶屋街の基本情報をはじめ、おすすめの回り方や観光スポットについてご紹介します。 また、金沢で楽しめる絶品グルメ6選もまとめて取り上げるため、旅行の計画を立てる際の参考にしてください。
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晩秋から冬にかけて旬ののどぐろ
金沢茶屋街は3つ
茶屋街とは、芸妓遊びをはじめ、大人の社交場として栄えた歓楽街のことです。 その歴史は江戸時代まで遡り、現在まで多くの観光客を楽しませてくれています。 金沢にある茶屋街は「ひがし茶屋街」「にし茶屋街」そして「主計町茶屋街」の3つです。 それぞれの茶屋街の歴史や特徴について紹介します。
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江戸時代のような街並みのひがし茶屋街
ひがし茶屋街とは
最初に紹介するのは、重要伝統的建造物群保存地区に指定されている「ひがし茶屋街」です。 江戸時代と変わらない街並みを堪能できる茶屋街で、一歩足を踏み入れれば、まるでタイムスリップしたかのような感覚を味わえるでしょう。 現在ではリノベーションされた町家を利用したおみやげ店や飲食店などが、多く営業しています。最大の特徴は、木虫籠と呼ばれる建物です。 木虫籠とは、その名のとおり虫かごを彷彿とさせる細かなスリットが入った格子のことで、見た目の美しさはもちろん、桟の幅を狭くし、断面を台形に加工することで、屋内から屋外は見えやすく、屋外から屋内は見えにくくなるなど、機能面でも優れています。
美しく機能面も優れた木虫籠
にし茶屋街とは
2つ目に紹介するのは、にし茶屋街です。 ひがし茶屋街と比べると、全体的にコンパクトな街並みをしています。 観光客の数も比較的少ないため、落ち着いて茶屋めぐりをしたい方にとくにおすすめのエリアです。 にし茶屋街最大の特徴として、金沢にある3つの茶屋のなかで、最も多くの芸妓さんが在籍している点が挙げられます。 なお、お茶屋は一見さんお断りの伝統を受け継いでおり、芸妓さんと遊ぶのはおろか、会うことも簡単ではありません。 しかし、運がよければ街を散策しているときに、芸妓さんが奏でる三味線や太鼓の音が、どこからともなく聞こえてきます。心地よい和風の音楽に耳をすませながら茶屋街を歩けば、風流な気分を味わえるでしょう。
芸妓さんが奏でる音楽で風流な気分を味わえるにし茶屋街
主計町茶屋街とは
最後に紹介するのは、主計町茶屋街です。 主計町は、1970年に一度尾張町2丁目に変更されましたが、2001年に再びもとの名前に戻され、現在にいたります。 浅野川沿いにある茶屋街で、川のせせらぎを聞きながらノスタルジックな街並みを楽しめます。3つある茶屋街のなかで、主計町茶屋街はもっとも規模が小さいですが、昭和初期の最盛期には、主計町全体が茶屋街として栄えていました。 この頃の主計町茶屋街は、茶屋の数が60軒、そして芸妓の数が100人を超えていたそうです。昼間でも薄暗い石段が続く暗がり坂や、2008年に作家の五木寛之氏が命名したあかり坂など、現在でも多種多様な趣のある風景を味わえます。
ノスタルジックな街並みを楽しめる主計町茶屋街
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甘くてプリプリのガスエビ
金沢茶屋街の楽しみ方
金沢三大茶屋街を散策する際は、事前にしっかり計画を立ててください。 あらかじめそれぞれの茶屋街の観光地や、効率的に回るためのポイントを押さえておけば、茶屋街の魅力を余すことなく堪能できます。 金沢三大茶屋街のおすすめの回り方、そして観光スポットについて解説するため、順番にチェックしていきましょう。
ひがし茶屋街
ひがし茶屋街は、金沢三大茶屋街のなかで、もっとも大きな茶屋街です。 茶屋をはじめ、観光スポットも多数存在するため、計画を立てておかないと、目移りしてしまいスムーズに観光できません。 ひがし茶屋街を観光する際のおすすめの回り方、そして足を運んでおきたい観光スポットは、以下のとおりです。
観光スポットが多いひがし茶屋街
おすすめの回り方
ひがし茶屋街は、浅野川を挟んだ主計町茶屋街といっしょに回るのがおすすめです。 街並みを楽しむだけなら、1時間程度で回りきれます。 浅野川大橋を起点に回るのが、オーソドックスな観光コースです。 魅力的な食事処も複数存在するため、お昼やカフェタイムをひがし茶屋街で楽しむ観光客もいます。 メイン通りから外れた場所にも、隠れ家的なカフェやセレクトショップなど、さまざまなお店があるため、探検気分で周辺を散策するのもよいでしょう。 なお、ひがし茶屋街は金沢駅から徒歩でたどり着けますが、徒歩25分ほどかかります。 そのため、体力に自信がない、できるだけ長く観光の時間を確保したい場合は、バスを利用してください。 金沢駅から最寄りのバス停である橋場町までの所要時間は、約7分です。ただし、利用する路線によってバス停の場所が異なる点に注意しましょう。
おすすめの観光スポット
ひがし茶屋街を巡るにあたって、志摩は欠かせません。 志摩とは、1820年に建てられた茶屋のことで、建設された当時の姿のまま、現在でも一般公開されています。 2階が客間という茶屋特有の構造をしており、遊芸を中心とした優美な造りが魅力です。 国の重要文化財にも指定されており、別棟の寒村庵では、有料で庭を眺めながらお茶を飲めます。 築約200年を誇る、金沢でもっとも大きな茶屋建築である、懐華樓もおすすめの観光スポットです。 1991年に金沢市指定保存建造物に指定された、趣のある佇まいは、金沢を訪れる多くの観光客を魅了し続けています。 夜間は一見さんお断りの文化を貫いていますが、昼間は建物の内部が一般開放されているため、観光するなら明るい時間帯にしましょう。
にし茶屋街
にし茶屋街は、華やかな芸妓さんが活躍している茶屋街です。 一見さんお断りの茶屋が多いため、直接芸妓さんと会うのは簡単ではありませんが、運がよければ、お座敷に出るために着飾った芸妓さんの姿を見られます。 そんな金沢の三大茶屋街のひとつ、にし茶屋街のおすすめの回り方と観光スポットは、以下のとおりです。
華やかな芸妓さんが活躍するにし茶屋街
おすすめの回り方
ひがし茶屋街と主計町茶屋街はそこまで離れていませんが、にし茶屋街だけは2つの茶屋街とはやや離れた場所にあります。 にし茶屋街の街並みだけを堪能するなら、観光時間は15〜20分もあれば十分です。 そのため、にし茶屋街を訪れる多くの観光客は、妙立寺をはじめとする周辺にある観光地にも足を運んでいます。 寺町から片町にかけてのエリアには、ミシュランにも掲載されているお店が複数存在するため、観光を終えてからそのまま現地で夕食を食べるスケジュールもおすすめです。
おすすめの観光スポット
にし茶屋街の観光地として、ぜひ足を運んでいただきたいのが、西検番事務所です。 西検番事務所とは、芸妓さんの稽古場や管理事務所として1922年に建築された建物で、2003年には国登録有形文化財に指定されました。 洋風のデザインが特徴で、ひがし茶屋街や主計町茶屋街の事務所と比較してみるのをおすすめします。 なお、外壁の水色が目を引きますが、建築当初から色は変わっていません。 また、忍者寺とも呼ばれる人気観光スポット、妙立寺にもぜひ立ち寄ってみてください。 忍者寺という別名のとおり、さまざまなからくりが施されており、外観は2階建てですが、実際は7層、部屋は23、階段はなんと29もあります。 ガイドによる案内が必要なため、事前に予約を入れておきましょう。
主計町茶屋街
主計町茶屋街は、金沢の三大茶屋街のなかでもっとも小規模な茶屋街です。 華やかなひがし茶屋街と比較すると、こちらは受け継がれてきた伝統的な旦那衆の遊び場の雰囲気が漂います。 そんな主計町茶屋街のおすすめの回り方と観光スポットは、以下のとおりです。
旦那衆の遊び場の雰囲気漂う主計町茶屋街
おすすめの回り方
主計町茶屋街を観光する際は、距離が近いひがし茶屋街も一緒に回るのがおすすめです。 ひがし茶屋街のお店は昼から開店していますが、主計町茶屋街のお店は夕方から開店しているため、観光する際はまずひがし茶屋街を回って、それから主計町茶屋街に行くとよいでしょう。 細い路地を進むと、風情あふれるあかり坂、そして暗がり坂があります。 表通りは金沢でも有数のお花見スポットのため、春に観光する際はぜひ足を運んでください。
おすすめの観光スポット
主計町茶屋街には、あかり坂や暗がり坂など、写真映えする場所が多数存在します。 着物を着て写真撮影をすれば、古都の雰囲気が漂う、最高の写真を残せるでしょう。 また、文学に興味がある場合は、ぜひ泉鏡花記念館へ足を運んでみましょう。 泉鏡花は浪漫主義文学を代表する文豪として知られており、初版本や自筆原稿、愛用品などが展示されています。 館内ではミニシアターも上映されており、短編アニメを通じて文豪の作品に気軽に触れられるのが嬉しいポイントです。
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11月から漁が解禁されるカニ
金沢のおすすめグルメ6選
最後に、金沢のおすすめグルメ6選を紹介します。 金沢は食事が美味しい観光地としても知られており、現地の名産品を食べれば、長旅の疲れも癒せるでしょう。 それぞれのグルメが食べられる、おすすめの食事処も一緒に取り上げるため、ぜひ旅行の計画を立てる際の参考にしてください。
カニ
金沢を代表する食材として、必ず名前が挙がるのがカニです。 金沢で主に水揚げされるのはズワイガニで、規定のサイズをクリアしたものは、オスは加能ガニ、メスは香箱ガニとそれぞれ異なった呼び方をされます。 もっとも美味しくカニを食べられるのは、11月から3月です。 ただし、金沢ではカニ漁の期間が決まっており、時期によってはカニが食べられないこともあるため、旅行の計画を立てる際は注意しましょう。 そんな金沢で1年中カニが食べられるお店が、近江町にある海鮮市場料理屋、市の蔵です。 水槽のカニをその場で調理してくれるため、鮮度が抜群なだけでなく、食べ方も刺身、炭焼き、蒸しから選択でき、幅広く楽しめます。
お刺身はカニの身の甘みを存分に味わえます
ガスエビ
ガスエビとは、主に能登で水揚げされるエビのことです。 甘エビと比較すると見た目は劣るものの、地元では甘エビを凌ぐ味であると、高く評価されています。 ガスエビは、口に含むとじんわりと広がる甘味、そしてプリプリとした食感が特徴です。 定番の塩焼きをはじめ、唐揚げや天ぷらにしても美味しく食べられます。 ガスエビは、入荷があった日はのとやでも甘エビと一緒に提供しているため、2種類のエビを食べ比べてみたい場合は、ぜひのとやへ足を運んでください。
地元で高く評価されているガスエビ
ハントンライス
ハントンライスとは、ご飯の上に卵とフライをのせ、タルタルソースとケチャップをかけられた、金沢の地元民が愛してやまない洋食です。 ボリュームとリーズナブルさが魅力で、現地では幅広い世代から愛されています。 白身魚やとんかつ、エビフライなど、店舗ごとにフライの種類が異なっており、各地にあるお店へ足を運び、食べ比べをするのもおすすめです。 ハントンライスを食べるなら、1957年創業の洋食屋、グリルオーツカへ行きましょう。 小エビやカジキマグロのフライと、自家製タルタルソースの相性は抜群です。
地元民が愛してやまないハントンライス
のどぐろ
金沢では、幻の高級魚、のどぐろも味わえます。 のどぐろは水揚げされる地域によって旬の季節が異なっており、金沢では晩秋から冬の時期がのどぐろのベストシーズンです。 白身のトロとも呼ばれるのどぐろは、寿司や刺身、煮付けなど、さまざまな食べ方で楽しめます。 そんなのどぐろを堪能できるお店は金沢にいくつかありますが、とくにおすすめしたいのがのど黒めし本舗いたるです。 炊き込みご飯の上に炙りのどぐろが並べられた、名物ののどぐろ飯を一口食べれば、あなたも間違いなくのどぐろの魅力の虜になるでしょう。
のとやでものどぐろ寿司などが味わえます
金沢おでん
金沢おでんは、金沢市を代表する郷土料理のひとつです。 その名のとおり地元金沢の食材がふんだんに使用されており、地域の食文化を気軽に体験できます。 年間を通じて楽しめるのも金沢おでんの特徴で、夏場には変わり種の冷たいおでんを提供しているお店も多いです。 金沢おでんを楽しめるお店は複数ありますが、最初は赤玉本店へ足を運ぶのをおすすめします。 創業80年以上の歴史を誇る老舗で作られる、昆布と煮干しの上品な味わいの出汁をぜひ一度味わってください。
のとや、夜食コーナー夢横丁の おでんも絶品です
能登牛
海鮮のイメージが強い金沢ですが、美味しい肉も味わえます。 とくに観光客の間で人気があるのが、幻のブランド牛とも呼ばれる能登牛です。 きめ細やかな肉質と上品な脂が特徴で、普段肉を食べない方も最後まで美味しく食べられます。 能登牛を堪能するなら、寺岡畜産直営のレストラン、てらおか風舎がおすすめです。 定番のステーキをはじめ、しゃぶしゃぶやすき焼き、刺身など、多種多様な調理方法で能登牛を楽しめます。
のとや、『極 金澤懐石』では、 能登牛の炭火焼きも楽しんでいただけます
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こちらの記事では、金沢旅行で温泉旅館を選ぶ理由について解説しています。金沢の人気スポットも取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。
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まとめ
以上、金沢の三大茶屋街の楽しみ方、そしておすすめの現地グルメについて取り上げてきました。 三大茶屋街をはじめ、金沢はさまざまな魅力にあふれています。 そんな金沢に滞在する場合は、ぜひ旅亭懐石のとやを利用してください。 のとやでは、館内にあるすべての温泉施設で自家源泉を使用しているほか、のどぐろをはじめとする、現地の食材を利用した金沢懐石も提供しています。 興味を持った方は、ぜひ公式サイトからお問い合わせください。
自家源泉の温泉と地元の食材を使ったお料理を味わえるのとやに、ぜひ、お越しください
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