2017.12.03
金沢郷土料理 鴨治部煮。。加賀鴨すき鍋
◆冬の金沢料理 カニも美味しいですがぜひ 鴨も
石川県は昔より国内有数の鴨の飛来地で、17世紀ぐらいから鴨猟が盛んに行われていた事もあり、
当時より特別な時のごちそうとして金沢前田歴代藩主に愛されたようです。
鴨肉はとてもヘルシーでビタミンB群が多く含まれ、特にビタミンB2が多く、、これは「美容のビタミン美人の素」と言われております。
そして、一番特徴なのは脂の質が挙げられます。人間の体内では生成することができない不飽和脂肪酸が豊富に含まれていて、血行を良くしてくれる効果もあります。
高血圧や動脈硬化を防ぎ生活習慣病への予防・改善に効果を発揮します。不飽和脂肪酸は善玉脂肪酸なので血中コレステロールを低下させてくれます。
金沢美人と言われる人が多いのは、冬に健康的な鴨を食べる文化が金沢に古くから根付いていたからかもしれませんね。
◆金沢で愛される鴨料理
古くから金沢では動物性蛋白質源として、この美容と栄養によい鴨肉をこよなく愛しておりました。
鴨の治部煮・加賀鴨すき焼き・鴨のローストなど様々な食べ方がございます。
◆金沢の伝統料理 鴨の治部煮
鴨の治部煮の名前の由来は、寒い冬に小麦粉を付けたトロリとした鴨を「じぶじぶ」と煮るところから、
豊臣秀吉の奉行、岡部治部右衛門が考えだした。
高山右近が金沢にいた折に伝えた、欧風のジビエ料理から治部煮となった。
など治部煮の名前の由来は多くどれも夢があります。
小麦粉をまぶした鴨肉と、金沢独特のすだれ麩やきのこを独特の治部だれで煮、最後にわさびを添えるのがポイントです
◆金沢の伝統料理 加賀鴨すき鍋
金沢料理鴨の治部煮をすき焼き風に食べる、加賀地方から広がり金沢での冬の代表的な鍋です。
鴨肉をダシに入れる直前に小麦粉をまぶし、肉の旨みを閉じ込めるのがポイントです。
沈んだ肉が浮き上がってきたら食べ頃のサイン。
煮すぎると身が小さくなりますので、
色が変わったら食べごろです。
口へ入れた瞬間、とろみのある食感と、肉に閉じ込められた旨味がじゅわっと広がります。
軟骨を細かく刻んで混ぜ込んだ特製のつみれも自慢の一品で、コリッとした食感をお愉しみいただけます。
風味豊かな本わさびをダシ汁で溶いで野菜の旨味と一緒に味わって下さい。