2018.03.25
金沢21世紀美術館でレアンドロ・エルリッヒの作品を楽しむ。
◆金沢21世紀美術館での一番人気。レアンドロ・エルリッヒ『スイミング・プール』
現在、東京六本木ヒルズ森美術館で開催され大人気の、『レアンドロ・エルリッヒ展:見ることのリアル』はもうご覧になりましたでしょうか?
レアンドロ・エルリッヒは、アルゼンチン出身の現代アーティストで国際的に有名で、
日本では金沢21世紀美術館に恒久設置された《スイミング・プール》の作家としても知られています。
レアンドロ・エルリッヒ作品の特徴の一つは「インスタ映え」。
今の時代。写真を撮りSNSにすぐにあげて、多くの人から共感を得る。
そこまで考えた作品なのではないかと思えてしまうくらい、レアンドロ・エルリッヒの作品『スイミング・プール』金沢21世紀美術館では、
スマートフォンやカメラを片手に鑑賞を楽しむ来場者が多く見られる。写真を撮りながら作品を楽しむというのは、新しいアート鑑賞の形かもしれない。
また。その撮影してる現代人の姿も含めて彼の作品ではないかと思えてしまいます。
◆レアンドロ・エルリッヒ森美術館『建物』と金沢21世紀美術館『スイミング・プール』の共通点
森美術館の代表作『建物』と金沢21世紀美術館一番人気『スイミング・プール』を見てその共通点に気が付きました!!
どちらも、鑑賞するでなく芸術の中に入り笑顔でアートを体験できる。
いえ。鑑賞する人がそこに入って笑顔で中の人と外の人の交流があって初めて作品が感性する。
だから、大人も子供も一緒に楽しみ、感激してアートの良さを感じれるのでしょう。
◆レアンドロ・エルリッヒ金沢21世紀美術館『スイミング・プール』の楽しさ
金沢21世紀美術館に設置されている『スイミング・プール』は、外から見ると、
中にいる人がまるで水中にいるような、一方で中から見ると自分が水中から地上を仰ぎ見ているような、不思議な感覚を体験できます。
恋人同士。または親子で、全然知らない人同士が。
プールの中と外でお互いに笑い場柄撮影してる姿は本当にアートの良さを感じさせてもらえます。
一方。森美術館『建物』では。作品の中建物で。逆さまになったり、ぶら下がったりする疑似体験をする人と。
外からは。鏡に映る姿が建物に置き換えられ。まさに重力に戦う恋人や家族。知らない人をおもしろおかしく撮影する人と一緒になり作品が出来上がります。
六本木のレアンドロ・エルリッヒの作品を見た人は。ぜひ金沢21世紀美術館を見に来て欲しいと思います。
その際は、お泊りはぜひ老舗旅館のとやで金沢の文化。懐石を楽しんでゆったりとしたお時間をお過ごし下さいませ。