2018.02.01

金沢の郷土料理『鴨の治部煮』

冬の金沢代表料理!!加賀鴨の治部煮料理で体を温めます



明治時代以前は四足の動物を食する習慣がなく、金沢の人のタンパク質源は鴨を食べる機会が多く、

大変貴重な食物だったとの事です。

先々代の祖母も、大事なお客様には必ず『鴨』か『鰻』を御料理に一品つけるように板長にお願いしておりました。

冬の季節は、金沢は天候も悪く寒いので特に鴨料理は滋養強壮の意味でも大変貴重にありがたがられており、

金沢の冬の代表郷土料理は誰もが『鴨の治部煮』で一致いたします。

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金沢鴨の治部煮の定義!!



そこで、金沢人が冬に愛してやまない 『鴨の治部煮』定義をご紹介いたします。

メインの鴨肉はそぎ切りして小麦粉をまぶし旨味を閉じ込めて、だし汁に醤油、みりん、砂糖、酒をあわせて甘めに煮ます。

まさに、寒い冬にとろみと甘みで体を中から温めるための知恵があります。

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金沢・鴨の治部煮の名脇役。。。すだれ麩。



金沢鴨の治部煮の主役が鴨肉でしたら。

主役に負けない存在感のあるのが、これも金沢名物の『すだれ麩』でございます。

すだれで巻いて、ぎざぎざの細工がしてある麩です

このギザギザが美味しいダシを引き寄せ、

口の中まで味をたっぷりと届けてくれる優れものなのです!!

すき焼きと治部煮には欠かせない品です。

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金沢の郷土料理 治部煮の由来



地元金沢では、なぜ治部煮と言われるか諸説があります。

私が一番思うのは、

とろみのある独特な出汁で、材料を『じぶじぶ』と煮てじっくる作ることからだと思いますが、

その他に。

※野生の鴨肉を使うため、フランス料理の“ジビエ”から変化した。

※豊臣秀吉の兵糧奉行だった岡部治部右衛門が、考え最初に料理した

※戦国大名、石田光成が考案したため、彼の官位「治部少輔(じぶしょうゆう)」から「治部煮」に。

などと諸説が沢山ありますが。

いずれにしても、金沢の人に愛され続けられた『鴨の治部煮』でございます。


のとやでは。。

定番の冬の『鴨の治部煮』だけでなく。

創作料理としまして、春夏秋冬の『鴨の治部煮』を楽しんで頂いております。

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金沢の郷土料理「鴨の治部煮」は金沢の和食職人が作るものを。


旅亭懐石 のとやでは、金沢の郷土料理を守るべく、ベテランの職人から、若手修行の職人までが、昔ながらの治部煮や、季節ごとに創作料理をご提案しております。

ぜひ、老舗の温泉旅館に宿泊して、金沢の治部煮を楽しんでくださいませ。

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