2025.10.07
金沢・石川県人が愛する『香箱ガニ』とは?2025年解禁日は?
◆金沢人、石川県人が愛する『香箱ガニ』とは?
「香箱ガニ(こうばこがに/香箱蟹・甲箱ガニ)」は、北陸の冬を代表する味覚。
ずわい蟹のメスで、大きさはオスの半分ほどですが、甲羅にたっぷり詰まったオレンジ色の未成熟卵「内子(うちこ)」、濃厚なカニ味噌、そしてお腹に抱えたつぶつぶの卵「外子(そとこ)」――小さな体に、冬の旨みを凝縮しています。
金沢では昔から、オス以上に親しまれてきた存在。
かつては近江町市場で、冬になると籠盛りで安く売られ、子どものおやつ代わりに並ぶほど身近なものでした。まさに、金沢人の食文化と共に育った蟹なのです。
◆金沢の美味しい『香箱ガニ』の食べ方。
旅亭懐石 のとや では、湯がいた香箱ガニに薄切りの酢大根を添えてご用意します。
料理人が丁寧に身をほぐし、カニ味噌と和えながら口に運ぶと――
濃厚で深いコクが口いっぱいに広がり、冬の贅沢を実感いただけます。
料理人が丁寧に身をだして、一番美味しい食べ方カニ味噌と身を混ぜながら旨味たっぷりの香箱ガニを頬張って下さい。口の中に優しく深くコクのあるカニ本来の美味しさが広がります。
日本料理職人が丁寧に湯通しして、美しい包丁さばきで身をだしたからこその、
小さくても甘みの多い 香箱ガニの一番の美味しい食べ方です。
金沢の一番人気の食材です。
◆金沢の美味しい『香箱ガニ』2025年の解禁は?
毎年11月6日、石川県内の漁場で一斉に漁が解禁されます。
翌日には、市場や食卓に「香箱ガニ」がずらりと並び、金沢の冬が始まります。
解禁から翌年3月までが味わえる期間。資源保護のため、その後は禁漁となりますので、この季節だけの特別な美味しさをぜひご堪能ください。
◆『香箱ガニ』のおでん、パスタも絶品
香箱ガニの美味しい食べ方は、ゆがき以外にも色々と金沢人は楽しんでおります。
最近、特に多いのは、
『こうばこがにのパスタ』です。
和食のイメージが強い、金沢であり『香箱がに』ですが、
近年洋食の美味しいお店も増えまして、
イタリアンでは、この季節になると看板メニューとして
『香箱がにのパスタ』が多く、トマトとオリーブオイルとの相性も意外と美味しいです。
◆金沢おでんで愛される、『香箱ガニ』
最近人気の金沢おでん。
特に、話題なのは、
カニ面「カニヅラ」と言われる、『香箱ガニ』のおでんではないでしょうか。
金沢のおでんは、だし汁が命で、薄口の醤油に出汁を利かせて、
食材本来の旨さを引き出します。
源助大根との冬の味覚との相性もよく。
ぜひ、金沢で食べていただく。『香箱ガニ』の美味しい食べ方なのではないでしょうか。
のとやにご宿泊の際は、夢横丁でも味わうことができます。
のとやのカニ面は自信の逸品です。職人が丁寧に作った出汁の効いた金沢おでんの香箱ガニを、是非味わってくださいませ。
◆金沢で美味しい『香箱ガニ』で食べるには
金沢には美味しい日本食のお店が沢山あります。
その中で特におススメなのは、ゆっくりと温泉に入り浴衣で贅沢にカニを食べるのはいかがでしょうか。
金沢より電車で30分、粟津温泉の近く橋立漁港で揚る香箱ガニは漁港からカニの生息地まで大変近く、
新鮮で活きのいい金沢香箱ガニ、加能ガニの産地として大変有名です。
温泉に入り、石川県さんの、ズワイガニ(加能ガニ)とその雌の香箱ガニの夫婦ガニで食するのはいかがでしょうか。
◆香箱ガニの美味しいお店
【旅亭懐石のとや】
のとやでご提供している活カニ懐石では、地元漁港で水揚げされたオスの活きたずわい蟹を「華咲きかに刺し」「焼き蟹」「せいろ蒸し蟹」でお楽しみいただけます。
さらに、“夫婦”活カニ懐石では「赤い宝石箱」と言われるメスの香箱ガニも一緒に味わうことができます。
【小松弥助】
金沢で有名な寿司屋で、大将の森田一夫氏は2019年に厚生労働省から「現代の名工」にも選ばれており、握るお寿司は絶品です。こちらのお店でも、香箱ガニが解禁の間、カニの凝縮された旨みを味わうことができます。
【竹千代】
おでんを懐石料理に織り込んでいることで有名なお店で、店主はのとやの神田板長の先輩です。「おでん」といってもとても洗練されたもので、ひとつひとつ丁寧に作られています。香箱ガニの時期は、金沢おでんの華「カニ面」として、外子のプチプチ食感と内子の濃厚な味を楽しむことができます。
◆金沢の美味しい香箱ガニのお取り寄せには
金沢で一番人気の香箱ガニはぜひ、産地の金沢か加賀温泉に来ていただきたいですが、
先ず、気軽に味わってみたいとの美食家に、のとや職人が手掛けます香箱ガニ料理の通信販売を始めました。
お気軽に、香箱ガニの味噌の美味しさを体験なさって下さい。
のとや 香箱ガニ通信販売。