2018.05.14
“旬”金沢 加賀野菜 加賀太きゅうり
◆金沢の気候 風土から育まれた加賀野菜“加賀太きゅうり”
城下町金沢には、江戸時代から受け継がれた金沢の風土から生まれ季節感に富んだ特産野菜、加賀野菜が数多く引き継がれています。
しかし、生産者が増産性や耐病性を追い求め、一方、消費者も見た目の綺麗さや調理の簡便さを第一に考える時代風潮とともに、加賀野菜が市民から忘れられ、生産農家も減少の一途を辿ってきました。
郷土の先人たちが長年育んできた古き良き加賀野菜を受け継ぎ、後世に伝えるために、15品種を加賀野菜と認定しブランド化いたしました。
のとやでも、地産地消そして旬を大切にした料理を心がけ、
加賀野菜を守る為にも積極的に地域の野菜を利用した献立を心がけております。
◆ずんぐりむっくりで可愛い“加賀太きゅうり”
見た目にも普通の胡瓜と違い、ずんぐりとして、太っちょで見た目に可愛い加賀太きゅうりですが、
食べ方は皮が固く皮をむいて中だけで食べます。
生食で酢の物やサラダなどもおいしいですが、煮物や蒸し物、炒め物などの加熱調理の方が適しております。
味はクセのないきゅうりの味ですが通常よりみずみずしく胡瓜好きにはたまりません。
◆のとや夏懐石の常連 “加賀太きゅうり”
固く通常は料理には使えない加賀太きゅうりの皮ですが、
板長は神田はその硬さをりようして、夏の器の一品にいたしました。
加賀太きゅうりの身をくり抜き酢の物にしまして、
外の部分を器に利用いたしました。
お刺身に夏らしい香りも加わりました。
見た目にも涼し気な逸品となりました。