2018.03.10

金沢の和菓子文化。。桃の節句には『金花糖』が彩りを添えます。

◆古都金沢の伝統文化で愛される和菓子。その金花糖とは。。。



加賀百万石金沢では前田藩の伝統文化。

『加賀友禅』『九谷焼』『加賀水引』『金箔』『加賀懐石』『茶の湯』『加賀宝生・狂言』など多く有りますのは。

藩祖 前田利家以来、歴代藩主は百万石の外様大名として徳川幕府への忠誠心と江戸幕府が太平の世であることを示すためにも、

代々の加賀藩主が工芸や芸能などの文化事業を奨励し、金沢には多彩な伝統文化が息づき今の雅やかな彩りとなっております。

特に茶の湯は、初代藩主前田利家は豊臣秀吉とともに千利休に学んだ縁から。

歴代の藩主が茶の湯に関心を寄せ、奨励したことで、茶の湯に欠かせない菓子の需要が増え。

和菓子の技術が向上して庶民に愛され、金沢人加賀藩では皆が和菓子を愛しています。

金沢人・石川県人が人口あたりのチョコレート消費日本一。アイスクリーム消費日本一はこういったところからではないかと私は想像いたします。

和菓子大好き金沢人は、お彼岸にはおはぎ。お祝いの際には紅白饅頭。

お正月には福梅や辻占、夏の氷室万頭、七月の土用にはささげ餅など。今も和菓子は金沢の人達にとって人生の節目や季節折々の行事に欠かせないものとなっております。

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◆金沢の和菓子文化の中でも一番色鮮やかで愛される『金花糖』



加賀百万石にとって、欠かせない和菓子文化。

その中で最も色鮮やかなのが、桃の節句に雛人形と一緒に飾られる砂糖菓子『金花糖』なのです。

そのルーツは江戸時代以前に日本に伝わった南蛮菓子「金平糖」に影響を受け。

金沢の和菓子文化の宝である木型に砂糖を流し込んで固め色付けし、一つ一つ丁寧に手作業で作られます。

長く雪深い冬が終わりようやく春を迎え、桃の節句を華やかにするのが『金花糖』でもあります。

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◆金沢の春の訪れを祝う桃の節句の『金花糖』



『金花糖』と言えばまず赤が映える鯛。

そしてお目出度い食材でもある 筍や海老、ぶどうや茄子・桃など 山海の幸を模した見た目も可愛いく春の訪れを祝い。

長かった冬が白色ばかりだったので、より色艶やかを好む金沢色。加賀友禅や九谷焼も艶やかな理由はこういったところからなのでしょうね。

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