金沢の伝統建築美 朱塗りの壁 群青の壁
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第24回
金沢で有名なカニの種類は?
知っておきたい
金沢旅行・観光の知識


日本でも屈指の人気観光地、古都・金沢。
近年、金沢では、卒業旅行で訪れる
学生さんも増えています。
市内には、昔ながらの街並みが残された
「ひがし茶屋街」や現代アートが展示されている
「金沢21世紀美術館」など人気のスポットも多数。
レンタル着物を着て街中を散策したり、
冬にはカニ料理が味わえたりと、
金沢は幅広い年齢の方に人気の観光地です!!
金沢では、漁が解禁される11月より、
旬のズワイガニをお召し上がりいただけます。
旅行でお越しになった際は、甘くて美味しい
カニ料理を味わってみてくださいね。

ズワイガニ

金沢で有名なカニの種類

金沢の冬グルメといえばカニが有名ですが、
なかでも、金沢でよく食べられているのが
ズワイガニです。ズワイガニといっても、
石川県ではメスのカニを香箱ガニ、
オスを加能ガニと呼んでおり、種類が異なります。
香箱ガニと加能ガニは、毎年11月6日から漁が解禁され、
翌日の7日には各地の市場や鮮魚店などで
一面に並べられており、真っ赤なカニが
並ぶ光景は、金沢の冬の風物詩でもあります。
漁期は香箱ガニのほうが短く、
年末ごろには終わってしまうため、加能ガニよりも、
食べられる期間に限りがあるのが特徴的です。
一方で、加能ガニは、3月ごろまでは漁が続くので、
2月から3月に旅行へ来られる方も食べられます。
香箱ガニと加能ガニでは、食感や味にも違いがあります。
それぞれのカニにどのような特徴があるのかを
ご紹介します。卒業旅行で金沢に行かれた際は、
ぜひ飲食店や旅館などでカニ料理を
召し上がってください。

香箱ガニ

香箱ガニ

石川県では、ズワイガニのメスを香箱ガニと呼びます。
オスの加能ガニと比較すると値段も安いため、
金沢民は、香箱ガニを食べることの方が
多い傾向にあります。
漁期期間も、11月6日から年末ごろまでと
加能ガニより短いので、香箱ガニは
県外に出回ることも少ないでしょう。
香箱ガニは、加能ガニよりも
小ぶりのカニですが、味は濃厚かつ
旨みも強い特徴があります。
メスのカニならではの卵巣の内子と
茶色い卵の外子もあり、プチプチの食感を
味わえるのも、加能ガニにはない
香箱ガニの魅力です。
食べ方としては、香箱ガニを茹でて
身とみそ、卵を絡ませて食べるのが人気です。
炊き込みご飯にしてみたり、金沢おでんに
入れてみたりなど、さまざまな食べ方で楽しめます。

香箱ガニ

加能ガニ

加能ガニは、ズワイガニのオスで、
甲羅の幅が9cm以上あるカニです。
名前の由来は石川県の地名
「加賀」「能登」から1文字を取り、
加能ガニと名付けられています。
漁期は、11月6日から3月20日ごろまでと
なっており、メスの香箱ガニと比べると
5か月間と長いため、多くの金沢の飲食店や
旅館などで食べられています。
加能ガニは、甲羅が9cm以上の規定を
満たしたカニで、香箱ガニよりもサイズが
大きいため、太い脚には、食べ応えのある身が
ぎっしり詰まっているのが特徴的。
他地域のズワイガニと比較しても、
カニ身の甘みが強いのが
加能ガニの魅力でもあります!!
加能ガニの食べ方としては、茹でていただくのが
定番ですが、身が甘いため、刺身として味わうのも
人気があります。焼きもよし、しゃぶしゃぶもよしと、
香箱ガニとはまた違った楽しみ方ができるでしょう。

加能ガニ

金沢のカニが美味しい時期

金沢のズワイガニは、11月6日から
漁が解禁されます。メスの香箱ガニは
漁期が年末までと短いため、食べられる期間も
短めですが、加能ガニであれば
3月20日ごろまで食べられます。
金沢の飲食店によっては、
一年中カニ料理を提供している
お店もありますが、最も美味しく
カニが食べられる時期は、11月から3月です。
11月から3月の間であれば、漁を行なっているため、
水揚げされたばかりの新鮮なカニを味わえます。
ただし、香箱ガニの漁期は11月6日から
年末ごろまでの2か月程度しかありません。
香箱ガニを食べてみたい方は、11月か12月中に
金沢に訪れるのがおすすめです。

こちらのページでは、懐石旅亭のとやの
冬におすすめのプランをご紹介しております。
香箱ガニや加能ガニを食べてみたい方は
こちらをご覧下さい。

おすすプランはこちら

香箱ガニの美味しい食べ方

ズワイガニのメスで、濃厚な旨みをもつ
香箱ガニは地元民からの人気も強いカニ。
金沢では、香箱ガニやオスの加能ガニが
冬のグルメとして有名ですが、金沢市民は
値段が安価な香箱ガニを
選ぶ場合がほとんどです。
自宅や飲食店などで食べられることの多い
香箱ガニは、金沢ではおでんの具にしたり、
わっぱめしやパスタにしたりと、
いろいろな味わい方があります。
11月〜12月に金沢に訪れる機会がある方は、
ぜひ香箱ガニの料理を楽しんでみてくださいね。

金沢おでん

金沢おでん

香箱ガニの食べ方として、
代表的なのは金沢おでんです。
石川県では、おでんの消費量が
日本一であり、県内のなかでも金沢は、
おでん屋さんの数も日本一と言われています。
金沢おでんの具としては、くるまふや源助大根、
ふかしなど金沢とゆかりある食材が使われますが、
11月ごろからは、香箱ガニも具として使われます。
金沢では、おでんの具として
香箱ガニを入れたものをカニ面と言います。
甲羅のなかに、かにみそと身を詰めて
いただくため、みそと身を
一緒に味わえる贅沢な一品です。
香箱ガニは漁期間が短いため、
カニを入れたおでんを味わえる期間も
限られますが、金沢では1年中営業している
おでん屋さんもあります。
金沢おでんを味わってみたい方は、
おでん屋さんに行かれてみてくださいね。

わっぱめし

わっぱめし

わっぱめしは、わっぱと呼ばれる
丸い木箱のなかに、ご飯とご当地食材を入れて
いただく一品です。金沢では、ご飯の上に
蒸した香箱ガニの内子と外子、カニの足を入れて、
わっぱめしとして食べられます。
ただし、カニのわっぱめしは、金沢で愛される
カニ料理のひとつでもありますが、
提供している飲食店は少ないそうです。
金沢にある温泉旅館の旅亭懐石のとやでは、
冬の代表料理として香箱ガニのわっぱめしを
提供しています。香箱ガニのわっぱめしは、
オプション料理としていただけるほか、
リピーターの宿泊者様には、サービスとして
提供も行っております。

パスタ

パスタ

香箱ガニを扱った料理としては、
パスタも人気です。
金沢のイタリアンレストランでは、
冬ごろになると香箱ガニのパスタを
提供されることが多く、トマトやオリーブオイルとの
相性がよいと言われています。
旅亭懐石のとやでも香箱ガニのパスタは、
冬の人気メニューのひとつ。シェフ自身も、
これだけ美味しいカニのパスタを提供している
お店はないと太鼓判を押すメニューです。


加能ガニの美味しい食べ方

オスのズワイガニである加能ガニは、
香箱ガニよりも大きく甘みが強いのが特徴です。
漁期間は11月6日から3月中旬ごろまでと
香箱ガニよりも長いため、
2月〜3月の卒業旅行シーズンでも
飲食店や旅館などで食べられます。
大きな身体をもつ加能ガニは、
甘みのある身がぎっしりと詰まっているため
シンプルな食べ方がとくに人気。
新鮮な加能ガニであれば、
お刺身で食べることも可能で、
焼いたり蒸したり茹でて食べるのもおすすめです。
シンプルな調理で美味しく食べられるので、
加能ガニの美味しさをまたご家庭で
味わいたい!という方におすすめです。
また、旅行のお土産として、ご自宅のご家族に
金沢のカニを買っていく。。。
というのも、素敵な一生ものの
思い出になるでしょう。

お刺身

お刺身

香箱ガニよりも、サイズが大きく
甘みも強い加能ガニは、お刺身にして
食べるのがおすすめです。
お刺身は鮮度が高く新鮮なカニでなければ、
食べられない食べ方ですが、新鮮な加能ガニが
水揚げされる漁期間中は、ぜひ味わってほしい一品。
お刺身でいただく場合は、まず加能ガニの胴体と
足を外して、足の殻をむきます。
殻がむけたら、氷水につけて身の繊維を
膨らませてあげるとボリューム感のある
身に仕上がります。
加能ガニのお刺身は、透明感もあり、
身の甘みを存分に味わえる食べ方です。
カニの足の太さによっては、
足や食感も変わるので、
ぜひお刺身にして食べ比べてみましょう。

焼きガニ

焼きガニ

加能ガニは、焼いて食べると甘みが増します。
お刺身にして、そのままの味を楽しむのもよいですが、
焼きガニにすることで、より甘さと香りが
引き立ち、食欲もそそられます。。
ご自宅で焼きガニを作る場合でも、
グリルに殻をむいたカニを入れるだけで
できあがります。調味料をかけなくても、
身に甘みがついており風味もあるため、
何もつけずに食べても美味しく感じられます。
また、甲羅にかにみそを入れて煮立て、
身をつけて食べるもよし。カニみそに日本酒を入れて
甲羅酒にできるのも、焼きガニの魅力です。
さまざまな味わい方で、
焼きガニをいただいてみてくださいね。

蒸しガニ

蒸しガニ

加能ガニを蒸して食べる方法は、
茹でるよりもカニの旨みが外に
逃げ出しにくくなるため、身の旨みが凝縮され、
より美味しく味わえます。
自宅で蒸しガニをする場合は、
水が沸騰した大きな蒸し器に、加能ガニのお腹を
上に向けて入れます。軽く塩をふり、
20分ほど蒸すとできあがりです。
蒸し器がない場合でも、ホットプレートで
カニを蒸すこともできます。
アルミホイルを引いたホットプレートに、
切ったカニの足やお腹などに並べて、
塩をかけて蓋をして加熱します。
蒸気が蓋の隙間から出ていたら、
蒸しガニのできあがりです。
加能ガニは、シンプルに蒸すだけでも、
身が濃く甘みも感じられるので、
ご自宅や飲食店などで味わってみてください。

しゃぶしゃぶ

しゃぶしゃぶ

加能ガニは、茹でてしゃぶしゃぶとして
食べるのも美味しいです。カニの胴体と足を外して、
殻をむいたカニの足を茹で汁に10秒前後つけて、
しゃぶしゃぶします。身をさっと茹でるだけで、
身の繊維も膨らんでふわふわとした食感で
甘みも一緒に味わえますよ。
しゃぶしゃぶしたカニ身は、ポン酢やしょうゆを
つけていただくのもよいですが、カニみそに
つけて味わうのも美味しく食べられます。


金沢のカニを食べるなら
旅館がおすすめ

金沢の冬グルメとして人気の
香箱ガニと加能ガニは、11月ごろから
金沢のさまざまな飲食店や旅館で提供されます。
金沢でカニ料理を食べるなら、飲食店でも
美味しく味わえますが、温泉旅館でゆっくりしながら
いただくのをおすすめいたします。
せっかくの旅行は、ご家族やお友達とゆっくりと
過ごせる旅館で、贅沢にカニ料理を
味わいながら楽しみましょう。

温泉旅館

旅館のメリット

香箱ガニと加能ガニをより美味しく
いただくのであれば、普通に食べるよりも、
温泉に入って身体を温めてからのほうが
美味しく味わえます。旅館では、食事前に
温泉に入れるため、身体を温め全身の血流を
良くしてくれる効果があります。
身体の血流が良くなると、味覚や感度も
高まるので、カニ料理をさらに美味しく
味わうことができるでしょう。。。
旅館によっては、個室やお部屋で
食事ができる場所もあります。
プライベート空間で、カニ料理を食べながら、
特別な時間をゆっくりと過ごせるのも
旅館の魅力です。

旅館のデメリット

金沢では、11月6日の漁解禁日以降、
各旅館で香箱ガニや加能ガニを扱った
料理を提供しております。旅館では温泉入浴後に
食事をいただけるため、より美味しく
カニを味わえるのがメリットです。
ただし、旅館によっては、食事のみの利用が
できない場合もあります。食事の提供は宿泊者のみに
限られている旅館もあるので、
日帰りで金沢観光をされている方には、
旅館での食事が難しい場合もあります。
一部旅館では、宿泊はせずに食事のみを
利用できる場所もあります。
食事をしたい気になる旅館があれば、
公式ホームページを確認するか、
旅館に問い合わせてみるとよいでしょう。


加能ガニと
香箱ガニを食べられる
『夫婦ガニプラン』とは

金沢で冬グルメを楽しむなら、香箱ガニと
加能ガニを食べ比べてみるのもおすすめです。
香箱ガニは、加能ガニと比べると
漁期間が11月6日から年末までの2か月程度と
短いため、食べられる期間も限られます。
ですが、せっかく冬の金沢に行くなら、
加能ガニとの味の違いも実感してみたいもの!!
旅亭懐石のとやでは、石川県で
最も美味しいカニが水揚げされるとも言われている
橋立漁港の香箱ガニ、加能ガニが
食べ比べできる夫婦ガニプランがあります。
夫婦ガニプランでは、生きた新鮮な
ズワイガニを使って「華咲きかに刺し」
「焼き蟹」「せいろ蒸し蟹」で提供いたします。
ズワイガニの本来の味を味わえる
「刺し、焼き、蒸し」で食べられるため、
甘みのある身の味もしっかりと
堪能していただけるプランです。
夫婦ガニプランではカニ料理以外にも、
のどぐろや甘エビなどの海鮮グルメのほか、
加賀野菜も味わえます。

夫婦ガニプラン

こちらのページでは、金沢で愛される
のどぐろの産地や旬の時期、
美味しい食べ方をご紹介しています。
ぜひあわせてご覧ください。

のどぐろについてはこちら

まとめ

大切なご家族との旅行や、お友達との卒業旅行は、
加賀友禅などのレンタル着物サービスが
充実しており、人気の観光スポットも多い
金沢がおすすめ!!
金沢では、漁が解禁される11月より、ズワイガニが
味わえる時期にあたるため、旅行中に飲食店や
宿泊する旅館などでカニ料理を味わえます。
とくに、カニ料理をより美味しく
味わうなら温泉にも入れる旅館での
食事がおすすめです。
旅亭懐石のとやでは、広々とした
自家源泉の温泉に浸かった後は、
新鮮なズワイガニを刺し・焼き・蒸しで
提供いたします。女性の方は、100種類の
色浴衣からお好きな柄を選んでの着用も可能。
ご旅行の際は、ぜひ旅亭懐石のとやで、
新鮮なカニ料理を召し上がってみてください。


のとやのこだわり


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古都金沢、石川県にある高級温泉旅館
貸切露天風呂|バリアフリー客室|露天風呂付き客室

※お部屋では、BSNHKはご覧頂くことはできません。

旅亭懐石のとや
ご予約専用番号 0761-65-1212

チェックイン15:00 / チェックアウト10:00

〒923-0326 石川県小松市粟津町ワ85
TEL. 0761-65-1711(代)