2017.10.21
香箱ガニが特徴金沢おでん 名脇役の源助だいこん!!
◆金沢おでんは。香箱かにや梅貝など海の幸たくさん
石川県は人口に対するおでん屋さんの数が
日本一と言われております。
家庭でもおでんの登場回数は多く、少し寒くなったら真っ先に登場するのが
金沢おでん!!なのです。。
北陸新幹線開通後、一番人気沸騰したのが、この金沢おでんではないでしょうか?
私達石川県人にとって、おでんは当たり前の食事で新幹線で脚光を浴びるまで、特別なものでもなくん日本一おでんのお店が多いという意識もなかったです。
そう!!ごく当たり前の石川県に根ざした食事。
寒い冬におでんで加賀菊酒を熱燗で飲むのが日常だったのです。
それは
雪国北陸であり、海の幸山の幸豊富な加賀百万石の古くからの生活から生まれた金沢の庶民の味そのものなのでしょう。
加賀野菜の源助大根はまさに金沢おでんの為の旨味が出てきます。
◆香箱ガニの旨味と出汁の共演
金沢おでんで一番の華が
『カニ面』ではないでしょうか?
カニ面とは、
香箱ガニ(こうばこがに)」を丸ごと1杯使用する贅沢な贅沢な一品なのです。
香箱ガニとは、金沢冬の王様!!ずわい蟹の雌で、
金沢人にとっては、雄よりも人気の食べ慣れた味です。
この、カニ面は大変贅沢に、香箱ガニのカニ味噌やカニ足を一緒に味わえる一品ですが!!
我々地元人のマナーとしましては、
一番偉い人が頼まないと頼みにくく、一度頼むと二度目は遠慮するのが掟となっております。
金沢おでんをいただく時は、一番美味しい香箱ガニは1人一回だけと暗黙に決められております。
そして、香箱カニのカニ味噌の旨味をたっぷり吸い込む源助大根は一人何個食べてもオッケー。
若いうちは、カニは遠慮して源助大根でカニの味を感じることが大事なのです!!
どれが、金沢おでんの流儀です。
◆金沢おでんはダシが命です。
私が思う金沢おでんの一番の特徴は!!
なんと言っても!
金沢らしい黄金色の出汁だと思います。
一口喉を通すと思わず「あぁ、うまいなぁ~~」と胃から声が出てしまうほどの
旨味しっかりの上品なお味!!
お店の善し悪しを決めるのもこの出汁です。
そこで、金沢おでんの通の頼み方は!!
先ず、
『車麩』からお願いいたしましょう!!
この車麩が一番、金沢おでんの命である出汁を吸って先ず旨味を感じれる一品となります。
◆脇役が一番美味しい!!源助大根
何と言っても金沢おでん!!で一番外せないのが
『源助大根』 ではないでしょうか?
加賀野菜のひとつである源助大根はまさに、金沢おでんの為にあるような野菜なのです!!
肉質がやわらかく、だいこんらしい歯ざわりで煮くずれしにくく、ダシの吸収力も高い!!熱を通した甘みも多く!!
まさに、煮物用の大根!です。
金沢おでんは、香箱ガニや梅貝に帆立などいろいろな素材を楽しめますが!!
一番金沢おでんらしいダシも加賀野菜も味わえる源助大根のおでんこそ脇役でありながら欠かせない一品で、
日本中どこの地域にも負けない本物の味だと思います。
◆金沢おでん銘店五店の御紹介!!
1赤玉本店 香林坊片町のど真ん中にある金沢で一番有名な金沢おでんのお店です。香箱ガニも源助大根もあります。
金沢人なら誰もが一度は来店すると思います。
■住所:石川県金沢市片町1丁目7-23
■電話番号:076-221-6655
■営業時間:17:00~1:00
■定休日:水曜日
2. 金沢おでん居酒屋 三幸 常連さんが多く おでんの種類も豊富です。ここの源助大根も絶品です。
■住所:石川県金沢市片町1-10-3
■電話番号:076-222-6117
■営業時間:17:00~24:00
■定休日:日祝
3、高砂 上記2店と並ぶ、金沢おでんの最も有名な店の一つです。昭和11年に創業されたという、歴史の重みを感じることができるおでん屋さんです。お店の雰囲気も楽しめます。
■住所:石川県金沢市香林坊2-4-21
■電話番号:076-221-8048
■営業時間:17:30~23:30
■定休日:日曜、祝日
4,竹千代 金沢おでん懐石で有名なお店です。のとや板長の小学校・中学校の先輩にあたり、ストイックに美味しさを求めた高級おでんとなります。
■住所:石川県金沢市広坂1-1-28 広坂パレス 1F
■電話番号:076-262-3557
■営業時間:18:00~22:00
■定休日:日曜日
5,のとや夢横丁!!
ぜひ、旅亭懐石 のとや御宿泊のさ際には、
夜食コーナーの夢横丁で味わって下さいませ。。
ダシのこだわりは勿論ですが、契約農家さんからいただく
源助大根の味は絶品でございます!!
もちろん香箱ガニ自信ありです。