石川県金沢を代表します兼六園は
紅葉の時期が一番美しいと言われております。
11月になると紅葉が見ごろとなり、
桜の時期も同様ですが、園内一面が彩られる季節は、
眺望の良い場所を選ぶと、その一体感に
圧倒されるでしょう。
江戸時代を代表する池泉回遊式庭園で
総面積は11.7万平方メートルもあり
見どころは沢山あります。
兼六園の紅葉の見頃はズバリ!!
11月中旬から12月上旬が一番の
見頃となるでしょう。紅葉をみながら、
11月には冬の代名詞、雪吊りの作業が
行われます。例年11月に入ると共に
その作業がはじまり、12月の中頃まで、
園内で雪吊りを行っている作業を
見ることが出来ます。雪吊りは、一番最初に
唐崎松から順番に作業を行い、春になって
雪吊りを外すのは、順番に作業を進め、
最後に唐崎松を外します。冬を迎え、春を迎える
季節の節目に、唐崎松は大役を担っています。
兼六園の紅葉でのみどころは、何と言っても
霞ヶ池の琴柱灯篭(ことじとうろう)でしょう。
まさに兼六園のシンボルということもあり多くの方が
ここで記念写真を撮影しております。
紅葉の季節の兼六園は冬支度の雪吊りの
準備もしており、霞ヶ池に写る紅葉と雪吊りは
まさに幻想的で兼六園の一番美しい季節と言っても
過言ではないでしょう。
もう一つの見どころは、日本最古の噴水の紅葉です。
霞ヶ池より低い所にありますこの噴水は、
霞ヶ池から石管で水を引きその高低差を利用して
噴水を上げておりまして、噴水の一番上の高さが
霞ヶ池と同じ高さと言われております。
噴水の水と紅葉がコラボレーションして
歴史のふるさを感じられるスポットです。
紅葉する樹木は、モミジ類が約340本、
桜が約420本、ケヤキが約60本をはじめ、
ニシキギ、ドウダンツツジなどがあります。
そして、紅葉と共に、楽しめるのが落葉でもあります。
地面いっぱいに落葉した風景はやはり
晩秋のこの時期だけのお楽しみでもあります。
気温もぐっと下がって、兼六園にも
冬の足音が聞こえてくるでしょう。
11月にもライトアップが企画されています。
雪吊りと紅葉とライトアップ。いいところどりの情景は、
是非一度皆様の目で直接お楽しみいただけたら、
素敵ですね。