金沢らしい街並みを見たいと思うなら、
茶屋街を訪れるのがおすすめです。
黒瓦に出格子のお茶屋が軒を連ね、
夕方ともなれば艶やかな三味線や
太鼓の音色が聞こえてきます。
金沢には3つの茶屋街があります。
男川の犀川には、「にし茶屋街」があり、
女川の浅野川には「ひがし茶屋街」と
「主計町茶屋街」があります。
その中でも一番人気を誇るのが
「ひがし茶屋街」です。
季節天気関係なく常に風情ある街並みです。
今でも桟(さん)が細く間隔の狭い、
木虫籠(キムスコ)と呼ばれる美しい出格子の
古い町並みが残り、散策していると、
どこからか三味線や太鼓の音が流れてきて、
金沢ならではの粋な趣と風情を
感じることができます。
この「ひがし茶屋街」は、卯辰山麓を流れる
浅野川右岸の東山界隈にあり、平成13年、
茶屋街としては京都の祇園に次いで
全国で二番目に国の「重要伝統的
建造物群保存地区の指定を受けています。
また、五木寛之著「朱鷺の墓」の
舞台としても知られています。
そんな「ひがし茶屋街」の入口に
位置しているのが、1909年創業の
老舗洋食店「自由軒」。
「自由軒」は、創業以来受け継がれてきた
伝統の味を守り続け、茶屋の芸妓さんに
届ける洋食屋さんとして長く栄えております。
また、観光される皆さまや地元の皆様に
愛されております。
皆さんも芸妓さんの気分で昔ながらのカツ丼を
召し上がってみてはいかがでしょうか。