第3回
いよいよ迎えます
粟津温泉1300年祭
粟津温泉 那谷寺
白山 1300年祭
越前の僧・泰澄(たいちょう)大師が
養老元年(西暦717年)に初めて登り、
本年開山1300年を迎えます。
そして、白山から下山して、
那谷町にご本尊を境内の岩窟に
安置したことが始まったのが、那谷寺。
本年開創1300年を迎えます。
また、養老二年(西暦718年)
泰澄大師が温泉を発見したことにより、
湯治として開湯され来年2018年、
粟津温泉は開湯1300年を迎えます。
まさに、霊峰白山があり、
その恵みで温泉が開かれ。
那谷寺の信仰とともに粟津温泉の歴史が
あると言えるでしょう。
自家掘り源泉の宿!
だから新鮮なお湯が
特徴な粟津温泉
粟津温泉の特徴は何と言っても
昔ながらの源泉を守る歴史ある、
自然治癒力溢れる温泉です。
1300年前に温泉が開かれた時は
電気もポンプもなく、白山の恵みの温泉は
まさに自噴した温泉でした。
その為粟津温泉は各旅館で温泉を守っております。
粟津温泉の泉質は、純度100%の芒硝泉。
無色透明。一度入ると保温効果に優れ
ずっと体がポカポカお肌がツルツルいたします。
温泉の泉質が良いには理由があります。
多くの温泉地の共同源泉を分配するのでなく、
各旅館の敷地に温泉が湧き出るから
新鮮な温泉が各旅館の浴場に注がれます。
だから粟津温泉のお湯は新鮮で吸収作用も高く、
全身への効果をより発揮します。
400年以上金沢人に
愛され続ける粟津温泉
加賀藩 2代藩主・前田利常公が
粟津温泉をこよなく愛したのは有名で、
温泉地の真ん中にある粟津温泉のシンボル
黄門杉は、前田公が古刹那谷寺へ
参拝の折に植えたと伝えられ、
いまなお粟津温泉を見守っています。
外様大名で一番石高が高い金沢加賀藩は
常に幕府に謀反の疑いがないか目をつけられ、
質素倹約、質実剛健、というわけにはいかず、
伝統工芸や芸事を愛し、優美で雅やかな
金沢文化が生まれたとされます。
金沢人が愛する、粋な遊びの文化。
茶道や華道や日本舞踊、九谷焼、加賀友禅など。
まさに粟津温泉の歴史と一緒に愛されたと言えます。
地元に愛されて707年
旅亭懐石 のとや
創業707年を迎えるのとやの歴史は、
粟津温泉1300年と一緒に
地元金沢人に愛されました。
加賀温泉の中でも、粟津温泉は特に、
地元金沢のお客様に愛され
今でも粟津温泉の利用客で一番多いのが
金沢のお客様であります。
のとやはこれからも海外からの団体客での
温泉利用ではなく、地元の人に愛され、
地元の人が誇りに思える、雅やかで厳かな
旅館文化を育てたいと思っております。
今年、地元の家具職人により、
折り上げ格天井のロビーがオープンしまして、
食事処も、朱塗りの壁、群青の壁のお部屋として、
古くからの金沢での格式高い
部屋の再現となりました。